テーマ「信は動いて愛となる」

離職率が高い美容業界で、どうしたら長く働いてもらえるのかが課題であった。

実父が亡くなった時に初めて気づかされた。”父にそうであったように、自分は社員にも全く関心を持っていなかった”と。そこから社員を愛そうと決め実践を始めた。社員への挨拶、誕生日のプレゼント、記念日のメール。離職率は下がって行った。

しかし、ある日ひとりの社員とのコミュニケーションに違和感を抱くようになる。職場がギクシャクし始める。そこで倫理指導を受けることにした。指導内容は「社員の幸せを毎日祈ってください。」”薫化(くんか)：得を積むことによって相手を変える”　実践を続け数カ月たったある日突然、その社員が笑顔で元気に目を見て挨拶を返してくれた。

この経験は気づきと学びを与えてくれた。周りに行ってきたこと、態度はいつの間にか「したい」から「しなければならない」に変わっていた。面倒くさい思いが態度に出ていた。自分の態度、相手に対しての心が伝わっていたのだ。そして​​​​​​「社員を信じることが結果として愛することになる」ことに気づかされた。

社員の幸せを願う実践”薫化(くんか)”は”薫風(かぜ)”になり、それが社風に繋がる。つまり社長の心が社員に伝わりそれが社風になる。そしてそれがお客様へと伝わる。

「来て頂いたお客様に元気に幸せになってもらいたい。これからも逆境に心がぶれない為に、倫理法人会に来て学び、心をリセットしたいと思います。」

時々見せる笑顔とユーモアを交えながら終始惹きつけられるご講話でした。沢山の学びをありがとうございます。

本日は遠路お越し頂き誠にありがとうございました！

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