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杉田健司さんの体験談
杉田健司さんの体験談

 昨年11月から富山市倫理法人会に参加している杉田健司です。

 私は季節により二つの異なった仕事をしていますが(ギター製作と山小屋運営)ちょうどいま夏山シーズンですので、山小屋について書いてみたいと思います。

 富山市内から立山を臨むと、剱岳と雄山の間に両峰を従えるかの如く聳え立つ大日岳、この頂上脇に大日小屋は在ります。祖母から小屋の運営を任されたのは二十代後半でした。18歳から目指してきたギター製作の道が中途半端になる事に抵抗感はあったのですが、自力で解決しなければならない事だらけの山での暮らしにモノ作りの知恵や創造力と通じるものがあり、それが二つの仕事に相互作用をもたらしてきました。一方肝心の営業成績はまあまあといったところ。剱、槍・穂高、富士山etc. 有名な山には到底及ばないが何とかやっていけるのならばそれで良いとしてきました。

 コロナになりスイッチが入りました。(今まで何やってたんだ~)窮地に陥る中、昨シーズン終了から今までに取り組んだことのひとつを紹介します。オフシーズンのSNS投稿が少なくなる時期を狙って、夏の振り返りを投稿し続けました。シーズン中は多くの投稿に埋もれてしまうけれど、人気の山小屋が投稿していない間にフォロワーを増やしてきました。これを「間男作戦」と呼んでいます。

 さあ、いよいよR5夏山シーズン到来です。SNSで興味を持っていただいた方がリアルでファンになっていただける様、朗らかに 安らかに 喜んで 進んで 働きます。

結婚25周年になります

製作したギター

雲の切れ間に

大日小屋

剱岳が正面に見られます